僕のクラスメイト

僕はとある学校に転校した。
親父が転勤族であったために、どこか1箇所に留まることがなかった。しかし、親父が転勤をしなくなり、一軒家で暮らすことになった。
正直不安で仕方なかった。みんなの身内感、それにより苛まれる僕の孤独感。どう振舞ったらいいのか分からなかった。
そんな時に会ったのがKだった。
出来上がった集団の中に入るのが苦手な僕の為に、Kはさりげなくサポートをした。グループ分けの時に上手く入れるようにしてくれたり、あるいは孤立する僕に話の先を向けてくれたり。
Kの凄いところは、そういった気遣いを気遣いに見せないところにあった。本当はKが促してくれているだけなのに、クラスメイトは自発的に僕を誘ったり、僕に話しかけたかのように錯覚する。
Kはクラスの中心に居ながら、その全員を等しく大切にしていた。思い返せば、Kの役割は一介の小学生ではなく、先生か何かに近い。クラスにはKの他にも、仕切り役の女の子であるHさんや、ガキ大将タイプのNが居たけれど、Kの役割はもっと独特なものだった。基本的にKはみんなと等しく仲が良かった。
Kはみんなを愛していたし、みんなもKを愛していた。彼女はいつだって好意の膜に巻かれていた。陽だまりの中で彼女が微笑む度に、教室内の空気が調整される。Kはクラスのサーキュレーターだった。
Kはみんなを愛していたし、みんなはKを愛していた。

 

例えばうちのクラスでは多数決で決めるということが一度もなかった。
そう、一度もだ。
みんなクラスの34人の生徒が綺麗に定員通りに別れた。別にみんな主体性がなく、盲目であった訳では無い。
完璧に統率が取れていた。合唱祭の曲も、一切対抗案など出なかった。みんなが諸手を挙げて決まったのだ。

氷剣の魔術師を絶賛してる生主がいたので

「冰剣の魔術師」という称号を持つ主人公レイ=ホワイトの学院生活と、魔術剣士の大会での戦い、そして組織の陰謀を描いた物語だ。一般家庭出身のレイは、貴族出身の生徒から差別されながらも、学院で自分がやりたいことに挑戦するために奮闘する姿勢が感動的だ。また、レイが出会うアメリアやエリサ、レベッカなどの仲間たちの個性的なキャラクターも魅力的だ。魔術剣士の大会では、レイがアルバートとの戦いで、自分が信じる道を突き進む姿勢が描かれ、勝利を手にすることができた。しかし、物語の後半では、組織の陰謀に巻き込まれる展開があり、ヘレナの襲撃に遭い、レイが再び“冰剣の魔術師”としての力を見せる場面もある。ストーリーは展開が速く、アクションも多く、視聴者を飽きさせないものだった。また、主人公たちの友情や信念に共感しながら、彼らとともに物語を楽しめた。  

 

点数

35点

セックス

射精したあとは動きたくない。相手の体に覆いかぶさったまま、押し寄せてくる眠気を素直に受け入れたい。

以前歯医者の待合室で読んだ女性週刊誌に、後戯のないセックスはデザートのないディナーようふふ、というようなことが書いてあったが、男から言わせてもらえれば、ふざけるなバカヤローである。射精した直後に乳など揉みたくない。たとえ相手がジェニファー・ロペスであってもだ。男という生物の体は、エデンの昔からそうできている。

なぜ俺がそういうことを考えているのかというと、精を放出し、女の腹の上で荒い息を吐いた時を思い出したからだ。

これも何かの雑誌の受け売りなのだが、射精時のエネルギー消費は、百メートルを全力疾走したのと同じだそうだ。二〇〇〇年のオリンピック・シドニー大会、九秒八七でゴールを駆け抜けたモーリス・グリーンが、ウイニングランの途中で見つけたスタンド最前列の巨乳ちゃんにタッチしたいと思っただろうか。

女の肌はしっとり濡れている。絶項を迎えようとする時、彼女の体は熱を帯び、激しく発汗した。次第にそれが冷めかけ、俺の体から火照りを奪っていく。

体がビクンと震え、俺はわれに返る。

あまりの気持ちよさに眠りの世界に吸い込まれてしまったようだ。 ふたたび眠りに落ちそうになるのをどうにかこらえ、左手で女の体を探る。脇腹をなで、肋骨を指でなぞり、乳房を掌で包み込む。そうしておいて右手では、乱れた茶色の髪をなで、耳たぶをつまみ、後れ毛の張りついた首筋をタップする。そして最後に口づけを。ごく軽く、小鳥が木の実をついばむように。

ああ、なんだって俺は、一度斜め読みしただけの記事に呪縛されているのだろう。そもそもこの女とのセックスに愛情などないというのに、律儀にサービスをしてしまう俺。 溜め息を吐きながら、腕立て伏せをするように上体を浮かした。膝を突いて完全に上体を起こし、ペニスを抜く。体をよじって枕元に手を伸ばし、ティッシュペーパーを二、三枚抜き取り、しなびたペニスを丁寧に拭う。
サービスついでだ。ティッシュペーパーをもう二、三枚手に取り、それを女の股間に持っていく。すると女は恥ずかしそうに身をよじり、背中を向けた。なんだ、こいつは。処女でもあるまいに。

不愉快になり、俺はベッドを降りた。脱ぎ捨ててあったブリーフとシャツを拾いあげ、バスルームに向かう。ああと溜め息をついたり、ちくしょうと吐き捨てたり、舌打ちを連発したりしながら、頭からシャワーを浴びる。

部屋に戻ると、入れ替わりに女がバスルームに向かった。それを見てまた不愉快になった。わざわざバスローブを着ていたからだ。

ついさっきまで素っ裸で男に組み敷かれていたというのに、今さら隠すことに何の意味があるのだろう。それが女心といわれても納得できない。

濡れた髪を後ろで縛り、ソファーに体を投げ出してタバコをくわえる。セックスなどしなければよかったと思う。毎度のことだ。 セックスは、そこにいたるまでの過程が楽しく興奮するのであり、ベッドに入ったあとは退屈と苦痛にさいなまれる。耳たぶを嚙むのも、乳首を吸うのも、膣を指で搔き回すのも、すべてがルーチンワーク。しないですめばそれに越したことはないのに、ついつい奉仕してしまう男の性。

射精の瞬間は恍惚に包まれるが、直後、一転して泥沼のような疲労が全身にのしかかる。そして後悔。それでも時間が経つと、また女の体を欲してしまう。これも男の性。

毎度毎度、その繰り返しだ。 シャワーの音がやむ。女はいつまで経っても姿を現わさない。見ると、洗面台の前でルージュを引き、茶色の髪にブラシをあてている。

俺は二本目のタバコに火を点ける。事後の一服はどうしてこんなにうまいのだろう。ニコチンの粒子が六十兆個の細胞一つ一つの奥にまで浸透し、倦怠感を安らぎに変えてくれる。脳の血管が収縮するのが手に取るようにわかり、いかにも寿命が縮みそうではあるのだが、この一服はどうしてもやめられない。

たいした会話もないまま目黒駅に到着した。女に別れを告げる。

「今日はどうも」

しかし女は車を降りようとしない。

「五時までに帰らないといけないんだろう?」

女は首をこちらに向け、上目づかいにじっと見つめてくる。
「何?」

「いい?」

「何が?」

「だから……」

「だから?」

「ほら」

「はい?」

俺はどこまでもとぼけた。すると女はつと目を伏せて、 「少し援助して……」 と、か細い声で言った。

おい、おまえも金目当てだったのかよ。

援助しろ? ふざけるな。さっきのあれはなんだ。喘ぎ、悶え、濡らし、そうやってたっぷり楽しんでおきながら金までむしり取ろうというのか。金をもらいたいのは、ヘトヘトになるまでご奉仕してさしあげた俺のほうだ。

あのな、おまえ、いい機会だから日本語を教えてやる。援助交際? 美化するにもほどがある。そういうのは売春というんだ。憶えておけ、この売春婦が! ──と啖呵を切るわけにもいかず、 「ああ、うっかりしていた。ごめん」
俺は曖昧な笑みを返しつつ、財布から一万円札を抜き取った。女はわずかに眉を寄せ、俺の顔と一万円札とを見較べた。俺は溜め息混じりに下唇を突き出し、もう一枚抜き取った。

女はすると、二万円をひったくるようにして手中に収め、トートバッグの中に無造作に突っ込み、俺のことなど一顧だにせず、夕方の雑踏の中にまぎれて消えた。

粉界隈の人たちを歴史上の人物に例えるなら

ryoki:

始皇帝に例えられます。ryokiさんはテンプレートを大切にし、過去の伝統や歴史を尊重している点が、始皇帝と共通しています。しかし、始皇帝が耳障りの良い妖言ばかりを語る部下を登用し、国を衰退させたように、ryokiさんが率いる粉界隈の衰退にも原因があると言えます。

 

みちね:

魏徴に例えられます。みちねさんはどの権力者にも臆することなく批判する姿勢があり、200回以上も唐太宗に対して批判を行った魏徴と共通点があります。唐王朝が全盛期を迎えたのは、批判から学んだことがあったからこそです。みちねさんのような人材が、粉界隈を支えていると言えます。

 

アンドリウス:

李斯に例えられます。権力を得るために秦の始皇帝に取り入り、自分に都合の良い言動をすることで、地位を確保しました。その点が、ryokiさんや格上配信者に媚びを売るアンドリウスさんと言えます。

 

じゃっく:

 朱元璋に例えられます。周りから信頼や好感を得られない状況にあったにもかかわらず、その状況を打破して権力を握ったところが朱元璋と共通しています。

 

あめだま:

光武帝に例えられます。緑林軍、赤眉軍、新軍など、多数の軍勢を手中に収め、柔軟かつ不義理な手腕を発揮した点が、光武帝と共通しています。

にわかな知識をひけらかす愚か者へ

しゃちこばった堅苦しい言葉を使えば通じると思ってる人が多い。

自分の知識を深めるために知恵の残飯処理をさせてるだけでその気になってる愚かな著者が増えた気がする。自分に知識が足らないことを「分かりやすくするために単純にしてる」などと戯けたことを宣う。

つまり重厚で内容豊かな、そもそも書くに値する思想があれば、素材と内容にことかかず、そうした思想は文法や語彙のうえでどこをとっても完璧な文章を十二分に満たし、空疎で無意味、軽率な箇所はまったくないばかりか、つねに簡潔で簡明的確な文体となる。いっぽう思想はそこにわかりやすく、ぴったりの表現を得て、優美に伸びやかに展開する。

だからひとつひとつの語を切りつめたり、文章形態を小さくすぼめたりするのではなく、まず思想を大きく豊かに開花させるべきだ。ちょうど病み上がりの人が、身体に合わなくなったからといって服を細く詰めるのではなく、まず体重の回復をはかって服をもとどおり身体にフィットさせるべきであるように。

 

粉界隈が壊した僕の人生の彩りは粉界隈が飾った

僕は小学生の頃3DSで見た「HIKAKINチルドレン~」みたいな動画にハマってニコ動を見まくっていた。

それから僕はネットにハマり、ネットで僕のことを知ってくれるネット友達ができたくらいネットにのめり込んだ。しかし、リアルで友達は1人たりとも居なかった。

そのタイミングで3DSからスマホにバージョンアップしてニコニコ生放送を見るようになった。

面白かったが、どこか漠然とした閉鎖感と喪失感があった。

それを例えると、観光名所に来たら、屋台や資料はあるが、偉大な建造物は取り壊された更地に舞い降りた気分だった。

流れるコメントは更地に舞う砂埃程度だった。

あの面白いニコ生に来たのでは無いのか?面白かった栄光あるニコ生は過去の遺産なのか?

僕はリアルで友達もおらず、ネットですら満たされず、その時の僕は完全に無機質で情熱のないロボットのような存在だった。

ニコ生でコメントをしても、面白い事などいえず、読まれることもなかった。

そう、僕は文字であり、文献であり、読まれなければ価値がなく、文字通りの無価値な存在に成り果てたのだ。

ある時、「ずいえき」という生主の配信を見つけた。

その時僕が最初に打ったコメントは今でも覚えている。

「うわ汚っ!」

だった。そして、このコメントを初めて読んでくれたのも「ずいえき」だった。

どうやら、ずいえきという生主はryokiという生主と、確執があったそうだ。

ここからが僕のパウダーストーリーの始まりだった。

ずいえきのファン兼アンチだった僕は、ryokiという生主に興味を持った。

ryokiの配信は明確に『視聴者vs配信者』の構図が出来上がっており、配信の一体感が凄く楽しくて満たされた。

「5億」「ルルーシュ」「みーかどっ」

コメントのテンプレの面白さは、この界隈だけで通じる暗号のようで特別感が得られた。

今まで友達も仲間もいなかった僕からとって、この配信を見る日常は充実していた。

室井あきのり一族の血脈は色んな配信者が引き継いでおり、飽きることが無かった。

しかしネットでの充実が起こす弊害はリアルとの反動だった。ネット世界では充実していたが、リアルでは孤独であった。

それが悪い作用を引き起こし、リアルでもネット人格が目を出していた。

南米外国人の友達がスポーツの才能を見せてきた時は、「奴隷根性で鍛えられた血が騒ぐなぁ!」と言ったり、「南米のくせに肌が白いの、お前の一族ってハブられすぎて周りと交配しなかったから、メラニン色素が薄いんじゃね?白黒のキマイラとかその辺の黒人よりキモイじゃんwwwwwwww」などと、ネットでしか言わないノリをリアルで持ち出していた。

粉界隈で形成された僕の人格は、音を立てて破壊されていた。

高校に入った僕は、中学から環境が変化したことで、新たな人生を歩もうとした。

したのだが…僕にその才能など無かった。

そして何一つ、進歩も成長もないまま、高校三年生になってしまった。

 

そして今である。ニコ生で配信をしていたあの人たちは、もう粉界隈から飛び立ち、自立していった。

僕だけが置いていかれたのだ。

 

僕の人生を変えた粉界隈(及び、粉界隈に関連のある)人物ランキング

  1. ずいえき
  2. ryoki
  3. どりゃれいか
  4. ちあき
  5. 左むねむ
  6. みちね
  7. カマキリ爆弾
  8. シン
  9. あめだま
  10. おきゅ様

まとめ

中学生の頃、ネットにハマってニコ生を見ていたが、閉鎖感や喪失感を感じ、リアルでも友達がいない孤独な存在だった。しかし、視聴者対配信者の構図があるryokiの配信にハマり、ネット人格が現実でも出るようになった。